アタマジラミ 対策

アタマジラミ症が移らないための対策とは

戦前に日本で数多くの人が感染していたアタマジラミは、第二次世界大戦後に有機塩素系の殺虫剤であるDDTの大量散布によって感染は非常に少なくなりましたが、1971年には殺虫剤としてのDDTの製造が中止になり、海外交流で欧米で流行っていたアタマジラミが再び日本に持ち込まれました。

 

このアタマジラミは頭や身の回り品からも移る性質があります。頭と頭が接触したり、集団生活を行う学校などでは感染しやすくなってしまうのです。

 

その為に顔を近づけて遊ぶ機会の多い幼い子がいる保育園や幼稚園児、小学生などの感染が多くなります。さらには戦前・戦後のようにアタマジラミの事を知らない世代が親になった事で、子どもの頭に移っていることに気付かないまま放置し、拡大してくケースもあるのです。
幼稚園や保育園などの幼い子ども間での感染が多いアタマジラミですが、大人 うつる事も考えなければなりません。学校などの集団の場で感染した子どもが家庭にアタマジラミを持ち帰り、家の中で兄弟や姉妹、さらには子どもと接する機会の多い母親に感染するケースが多いのです。

 

家庭内でせっかく治った子どもに再び感染しないためにも、子どもだけでは無く大人にもうつる事を踏まえた対策が必要になります。

 

移らないための対策としては、クシやブラシ、バスタオルなどの使い回しは絶対に行わないことが大切です。

 

特に学校に居る間は親の目が行き届かないために、子どもにもしっかりと言い聞かせることが大切です。

 

とはいえ、幼い子どもに頭を近づけて遊ばない様に言っても、難しい部分もある為に、プールやお風呂などに学校で入ったり、宿泊する環境があった後などは、子どもの頭をしっかりと確認してアタマジラミが発生していないかを確認する事が大切になります。

 

アタマジラミは60度以上のお湯に5分以上浸けて消毒しておけば付着している幼虫や成虫、卵は死滅するために、学校などで感染が流行っている場合には、下着やシーツ、枕カバーなどを洗濯する前に熱湯消毒することが大切になります。

 

感染が確認されたら卵が少ない間に専用のクシで取り除き、シラミ用の駆除シャンプーを使用します。

 

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アタマジラミ症は枕カバーに注意!?

アタマジラミ症を発症している間、他者との至近距離でのスキンシップは避けた方が良いそうです。なぜなら、アタマジラミは自分でジャンプすることで移動できるため、他人にもアタマジラミを寄生させてしまう危険性があるからです。また、家族に対しては、自らが使用した布類を触らせないようにする必要もあります。

 

頭が触れる布類には、落ちたアタマジラミが付着していることが多いからです。中でも特に注意が必要なのが、枕カバーです。就寝時間中は頭部がベッタリつく場所のため、他者が少しでも頭を置こうものなら、それだけでアタマジラミが付着すると思って良いレベルで危険です。

 

そこで、アタマジラミ症が治らない内は、枕カバーを小まめに洗濯する必要があります。とは言っても、普通に洗濯しようものなら、他の家族の服にアタマジラミが付着して、寧ろ拡大感染を招いてしまいます。そのため、洗濯する前には必ず60度以上のお湯に10分以上浸すという熱湯消毒をしなければいけません。

 

なんでも、アタマジラミは熱に弱いためこれで確実に死滅するそうです。また、服やタオル、シーツ等の他布類も洗濯の際は同様にすべきとのことでした。アタマジラミ症にかかると、気を付けなければいけない点が多々出てくるんですね。

 

アタマジラミの生態と感染した場合の対処方法

アタマジラミは季節に関係無く1年中活動しています。主に髪の毛の接触によって感染するために、頭や体を寄せて遊ぶことが多い保育園や幼稚園、小学校低学年に症状が多く見られ、子供が家庭に持ち帰り家の中で家族全体に感染するケースが目立ちます。

 

病原菌の媒介の心配はありませんが、頭皮から血を吸うことで強いかゆみが出ることが特徴で、その存在に気付いた時には既に繁殖を繰り返した状態になっています。

 

アタマジラミは清潔と不潔にも関係無く、清潔に暮らしていても感染してしまうため、帽子やタオル、ヘルメットなどを他人と共用しないことが一番の予防です。アタマジラミの生態は体長およそ2ミリから4ミリ前後の成虫から100前後の卵が生まれ、約7日前後で孵化した直後から吸血を始めます。

 

1日経過するとメスは産卵が可能となるうえに、卵は毛髪にしっかりと固定されてしまうため、1匹毛髪内に侵入するとあっと言う間に頭全体に繁殖してしまいます。

 

成虫の寿命はおよそ1ヶ月ですが、人から離れてしまうと吸血できないので3日前後で餓死するのが一般的です。

 

感染してしまった場合は成虫を見つけることは非常に困難であるため、髪の毛に付いた卵を見つけることがポイントとなり、主に後頭部や耳の後ろの生え際などに卵を産み付ける習性があることから、洗髪してもかゆみがある場合は髪を確認することが大切です。

 

アタマジラミの駆除方法はドラッグストアなどで販売している専用のパウダーかシャンプーを使用し洗髪しますが、卵には効果が無く卵が孵化したところを駆除する必要があるため、2日おきに3回から5回繰り返して使用します。また、目の細かいブラシで髪をとかすことも有効です。

 

アタマジラミは60度以上の熱湯に5分以上浸かると死滅するため、感染者の使用した衣類やタオル、枕カバー、ブラシなどはこまめに熱湯で駆除し、衣類はアイロンをかけるとより効果的です。

 

病院に行く必要は基本的にありませんが、頭皮の症状がひどい場合は皮膚科で診察を受けることが大切です。